肝臓・胆嚢(胆管)・膵臓・脾臓・腎臓・消化管(食道、胃、小腸、大腸)・膀胱・前立腺・腹部血管等、腹部臓器の超音波セミナー。座学講習会や実技講習会(ハンズオン)等、学会や研究会主催のセミナーが全国区各地で開催されています。
腹部臓器の超音波検査は臓器、疾患が多岐にわたることから、症状や目的にあわせて効率良く検査を進める必要があります。効率良く正確な検査を進めるためには、疾患や病態とその超音波画像に対する知識を有していることはもちろん、自在に目的部位を描出・検査ができるように超音波セミナー等で技術を磨いておくことが重要です。
Contents
腹部超音波検査セミナーの対象部位
肝臓・胆嚢(胆管)・膵臓・脾臓・腎臓・消化管(食道、胃、小腸、大腸)・膀胱・前立腺・子宮・卵巣・腹部血管等
肝臓エコー
腹部臓器の中で最も大きく、通常は超音波画像内に入りきらない臓器です。したがって大切なことは検査手順のプランニング。どのような順番で検査をすすめると、見落としなく・効率的に検査ができるのか? 目的を持たずに漠然と検査を進めると、効率の悪化や見落としにつながってしまいます。
肝臓の脈管構造および区域(クイノー)の理解は肝臓エコーを実施する上で必須となります。 教書では理解することが困難な肝区域を簡単に理解できる超音波セミナーです。
超音波が透過できない部分や距離のある部分等、超音波検査にとって障害となるものをいかに描出するか? できるか? ということが腹部超音波検査技術に必要なスキルです。 いかにピットホールをなくすのか? しっかり全体を検査できる技をもっていることが大切です。
脾臓エコー
感染症や血液疾患、肝疾患と密接な関係を持つ脾臓エコー。肝臓と合わせて描出方法と検査のポイントを理解しておきましょう。また脾臓は救急エコーでも重要なポイントとなります。
胆嚢(胆管)エコー
胆汁の通り道「胆道」は、腹部超音波検査で確実にチェックしたいポイントです。
肝内胆管 ⇒ 総肝管 ⇒ 胆嚢 ⇒ 総胆管 ⇒ 膵臓頭部 ⇒ 十二指腸乳頭までしっかり効率良く検査をできる手法を身に付けましょう。
膵臓エコー
初心者にとって膵臓の描出は苦労する部分です。周囲の血管との位置関係を把握しておくことが画像の表示にとってまず重要なことです。
音響窓を上手く使えるよう呼吸位や体位変換を状況にあわせて利用できるようにしておくこともポイントになります。
泌尿器エコー
腎臓は超音波検査にとって左右で条件が大きく異なります。呼吸位や体位変換だけでなく、入射場所や角度の調節が画像描出のポイントとなります。また、異常像を発見した時の次の一手も重要な部分です。
救急エコーでも大切になる部位です。膀胱や女性器・男性器およびその周囲も手早く確認できるようにしておきましょう。
腹部血管エコー
腹部血管の理解も腹部エコーを行う上では必須となります。血管の走行やリンパ節についても確実に理解しておきたい所だと思います。必要な時に即座に描出できるよう、手技の確認をしておくことも重要になります。
消化管エコー
消化管の超音波検査も腹部エコーでは必須となってきています。急性腹症のみならず様々な場面で消化管超音波検査は活躍できます。日頃から正常像に目を向けておくことだけでも異常の発見に役立ちます。超音波セミナー等で走査手技と異常画像を確認しておくと日常検査で自信を持ってプローブを向けられるようになります。
管理人おすすめの腹部エコーセミナー
US-ism
技術の再現性 | ★★★★★ | 講習内容・時間 | ★★★★★ |
初心者への指導 | ★★★★★ | 受講後のフォロー | ★★★★★ |
開催頻度 | ★★★★★ | 会場へのアクセス | ★★★★ |
US-ismは超音波検査ハンズオンセミナーを専門とする会社で、初心者を教える専門の講師が揃っています。教科書に載っていないような裏技や実践に即したちょっとしたコツをわかりやすく指導してもらってます。毎日のようにセミナーを開催していることもあり、我儘な日程の相談に対応してもらえるところもありがたいですね。
また、受講後のフォローアップがしっかりしている点が良いと思います。質問やエコーに関する悩みに対して受講時に担当された講師から丁寧な返答が返ってきます。近いということもありますが、参加者の中で一番人気のセミナーです。